小生が購読する全国紙のS新聞、先日、次のような記事が掲載された。『22日付
の韓国各紙が一斉に、日本の核武装を警戒する論調の記事を掲載した。事情を
知らない多くの読者は何事かと、いぶかるかも知らない。しかし、それには種明か
しがあると言う。20日に成立した原子力規制委員会設置法について、全国紙の
A新聞や地方紙のT新聞などは、翌日の紙面で大きく取り上げた。設置法の付則
に原子力の利用目的として「安全保障」の文言が盛り込まれたのがけしからんと
いう。核の軍事利用を進めるとの疑念を国際社会に持たれるから、と。22日の
A新聞夕刊で、「韓国各紙が懸念」と伝えている。日本政府がこんなよからぬこと
を企てていると報じて、中国や韓国を刺激し、その動きをまた打ち返して、自分
たちの主張の正当化を図る。何のことはない。日本の歴史教科書が検定で
「改悪された」と、両国に”ご注進”してきたいつもの手口である。そもそも、どこに
問題があるのか。エネルギー政策を左右する組織を設置するための法律に、
その文言がない方がおかしい。核物質をテロから守るという意味でも絶対必要だ
・・・・・ 』 小生が購読する新聞は右寄りの新聞である。この社の記者はA社や
T社と違い、よく近隣国から爪弾きにされる。入国や、取材拒否で。時折、我が国
の国会議員からも爪弾きにされる。しかし、小生の考え、この新聞を永く購読して
きた影響とは思わないが、この新聞の論調に同感である。真っ当な論理である。
何故、自分たちの意見を通すために隣国に加担を仰ぐのか[E:sign02]自分たちの意見
が正しいと信じるなら、そのような隣国が喜ぶ加勢は要らないはずである。逆に
言えば少数意見であるから、説得力がないから誇大化しているようだ。卑劣、
卑怯な禁じ手である。何故自国を貶める行動をとるのか[E:sign02]どうもわからんわい。
大衆媒体の代表と言えば、今やテレビ、新聞、インターネット。大衆に訴求する
一つの手段が活字である大衆媒体の新聞、訴求力がある。自らの主義主張を
通すために媒体により大衆を味方にすることを目論む。社内の一部過激思想家
の主張と思えてならない。が、これがA新聞社の見解となる。余りに右に振れ
過ぎても困るが、左に振り過ぎても困るのである。現実と乖離した理想論に走り
過ぎても困るのである。盗人にも三分の利と言う、余りに無防備であると、盗人
をその気にさせ、自ら事件を誘発、助長させる。相手にその気にさせない無言の
抑止力も必要と思うもの。