2018年07月12日

論語を学ぶ4

5回目の最終講義日。大学に着くなり事務局の窓口に向かう。先日、豪雨で

休講になった「食物を科学する」の補講日を確認。毎週金曜日であり、明日

ですか?と。今、補講日連絡の手続き中ですが27日になりましたとの返答。

論語の最終講義。小生は初学者、なかなか難解な講座で深く意味を汲み取れ

ないが、受講者の中には、専門的に究めておられる方も居るようだ。いつも

の最前列の自らの指定席に座る。時折言葉を交わす左席の方とも情報交換。

ブログの話になり、互いのブログアドレス情報を交換。この方はこの古典関連

分野の先輩であり、同講座では常連客。小生のブログの広く浅くとは対照的で

分野を絞っておられて内容は専門的。ブログの先輩であるが、罹病し3年前に

休止したという。しかし、小生のブログとは異なり、今でも多くのアクセス、

コメントがあるという。  ブログ:古典・詩歌鑑賞(ときどき京都のことも)

今日は366〜374章の9章(憲問第14)

その講義内容の一部を紹介。

367章 『子曰。君子上達。小人下達。』
     「子曰く、君子は上達す。小人は下達す。」

短文であるが、意味を汲みにくい文。以下は専門家の訳である。

先生は言う。君子は道義に従って修養するから、だんだん向上して高明の域に
達する。小人は利欲に志して安逸に堕するから、1日1日と下落して止まる
ことがない。・・・吉田 賢抗 訳

先生は言う。君子は上、天命を悟る者だが、小人は下、人事に明るいだけであ
る。・・・木村英一、鈴木喜一 訳     *人事:人間社会の出来事

老先生の教え。教養人は根本や全体が分かる。知識人は末端や部分について
知っている。・・・加治 伸行 訳

368章 『子曰。古之學者為己。今之學者為人。』
     「子曰く、古の学者は己の為にし、今の学者は人の為にす。」

先生のお言葉。昔の学生達は自分自身のために勉強した。今の学生たちは虚栄
心のために勉強している。・・・木村英一、鈴木喜一 訳

372章 『子曰。君子恥其言之過其行也。』
     「子曰く、君子は其の言の其の行に過ぐるを恥ず。」

孔子言う。君子というものは、その言うことが、その実行することよりも大げ
さになるのを恥じるものだ。・・・吉田 賢抗 訳

子曰く、諸君は、言葉が実行よりも立派なことは恥辱である、と銘記して欲し
い。・・・宮崎 市定 訳

372章に類似の句 為政第二の029
     『子貢問君子。子曰。先行。其言而後従之』
    「子貢、君子を問う。子曰く、先ず行え。其の言は而る後に之に従う」

ここで、自己擁護?!生きるとは行動することだオムレツを作れないから。

この367、368、372章、今世相を反映、的を射る誠に厳しいお言葉

そして、昔も今も、人世、変わらないものだ。己のエゴ、克己心との闘いだ。

処で、論語の訳には注釈が付き、解釈の手助けとしている。前の注釈を否定す

るのでは無く、前の注釈を元にして時代に合わせた注釈を付けている。

最終講義を終わり、隣席の方と学生食堂で昼食。情報交換。下期の同継続講座
IMG_0191[1].JPG
を共に受講しましょうと勧誘。受講者が10名を割れば閉講になる恐れがある

から。京都からの参加者で、他の講座との兼ね合いで考慮しますと返答。

内容難しく、じっくり考える事が求められる。現在の小生、身体を動かす行動

主体の日々、この行動、もしも身体に制約が起きれば面白いな、と思うもの。

現世にも通じる中国古典の学問。頭を使い、働かせるから面白い。内容に含蓄

が有り、より理解を深めるには、小生には疎い中国歴史も必須だから。

いつものルーチンワーク、雑誌一冊を買い、キャンパスを後にしました。
posted by tennismouse at 18:09| Comment(0) | 学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする