2017年11月27日

頭の体操

4回のREC講座が今日で終わった。今日は「複合危機の中で混迷する

ヨーロッパ民主主義とEUの行方」。講座内容を一概に説明するは難しい。

EU、混迷しており、何処へ行くか分からない。正解がないから。

 先の土曜日、久し振りに能登川テニスに行ってきた。子供の頃、よく遊

んだ猪の子山山麓の誰もいない子供公園で昼食を摂る。その脇には平和の

塔が建っている。先の日清戦争以降の戦没者を祀る塔。当町出身の各犠牲

者数が載っている。そこには日本が参戦した過去の戦争も掲載されている。

1894年 日清戦争 1904年 日露戦争 1914年 第一次大戦

1931年 満州事変 1937年 日中戦争 1941年 第二次大戦

この50年間余に6つの戦争をしている。戦争が頻発、日本、中国、ロシア

に囲まれた朝鮮半島を巡る領土・領海の支配、争奪が絶えなかった時代。

以降今日まで70年余、この日本周辺では戦争は起きていない。

がしかし今、一触即発の状況下にあるのがお隣りの北朝鮮。

常連である2人の執筆者(専門家)がこの問題を紙上に掲載した。

北朝鮮問題が動けば、その後の東アジアに起きる劇的な地政学的変化、

地域秩序は大きく変容するであろう、と予測する。

A氏は欠けてはならない長期的視点、大きな視野を持つように勧めている。

『人は、とかく解決策がないように見える問題については目を背け、また

「見たくない未来」には決して目を向けようとはしないと。

そのA氏の掲載内容を以下に整理抜粋した。

武力行使も米朝との対話も、結果は同じという。

@米軍の短期攻撃で核、ミサイル能力が完全に無力化されたとして、その

後の朝鮮半島はどうなるか、北の体制が存続するとは考えにくい。

北の体制崩壊後、朝鮮半島は統一されるのか。

A米朝対話によって「北の非核化」が進むとすれば、その後の北朝鮮の現体

制は存続しうるか。核放棄を約束して体制が揺らがないとは考えにくい。

B北の脅威がなくなった後の在韓米軍や米韓同盟はどうなるのか。

在韓米軍の撤退或いは米中の協同分担作戦となれば、朝鮮半島に於ける中国

の影響力は画期的に高まり、日米同盟は根底から揺さぶられる。

C北が米本土に届く核搭載の大陸弾道弾ミサイル開発を放棄すれば、残りの

核はいわゆる「凍結」で事態が収められるだろうか。収められると日韓を含

む東アジアでは北の核脅威は恒常化、米国の「核の傘」や対米同盟の信頼性

は低下し、この地域の地政学的現状は決定的に変質するだろう。 また、

米中間の壮大な取引に注視とある。半島の将来像について突っ込んだ話し合

いをする公算が大きいと言う。相手は権力基盤を画期的に強化した「習近平

の中国」。有力案は「キッシンジャー構想」で、その構想は、北の核廃棄に

向けて中国のかつてない協力を求めるために、北の非核化の後に在韓米軍の

大半を撤退させることを予め中国に約束するというもの』

Bの在韓米軍の撤退案である。         B氏については、

『米韓同盟は消滅の危機にある、と。今の文在寅政権の動き、心の底に親北

的なるものを潜ませ、南北間の融和を妨げているものが在韓米軍であると

見なし、米韓連合司令部の解体までを視野に入れているのかも知れない。

北朝鮮の思うつぼで中国の勢力が朝鮮半島全域に拡大する可能性を開くこと

にもなろう。米国の韓国に対するかねての嫌悪感を増幅し、やがて米韓相互

防衛条約事態を機能不全にしてしまいかねない。米軍が先制攻撃に出ること

も選択肢の一つであろうが、さりとて米韓同盟下の韓国の同意なしに攻撃は

難しい、不可能である。同意を得られないとなれば米国は、自らの行動の

自由を求めて同盟破棄の選択に出ないとも言えない。韓国が無力化され中国

がこの中に割り込んで来る事態になれば、日本の危機は一段と差し迫った

ものとなる。こうなれば日清戦争開戦前夜の極東アジア地政学の再現である。

日清戦争とは清国に服属していた李氏朝鮮が政争や内乱のたびに清兵の派兵

を要請して、これが海峡一つ隔てた日本に不安と恐怖を誘発した戦争』

A氏は、『日本人には東アジアの大きな地殻変動を予感しつつ、「頭の体操

のつもりでも良いから是非大きな視野を持つよう勧めたい』という。

現代の戦争、戦っても短期に勝負は決する。軍事力差により戦わずして勝負

を決する事もある、現代は。

日本にとって、バッファ地帯となっていた朝鮮半島ではなくなる・・・!?

注釈)11月9日、24日に新聞紙上掲載
   中西 輝政 名誉教授(A氏)  渡辺 利夫 大学学事顧問(B氏)
   
*関連記事 2013.8.24 体内防衛

posted by tennismouse at 22:44| Comment(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

信義なき国家

政治とは、「主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと」と辞書にある。

また「ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の

意志決定を行い、これを実現する作用」とある。主権者とは国民の代表者である。

日韓関係がまたもぎくしゃくしている。その原因は主に韓国側から起きる。

今日、駐韓大使が一時帰国と相成った。日韓が1年前に合意した最終的かつ

不可逆的な解決とした慰安婦問題をまたも反故にし、可逆化した。

政府、国家間の合意を、信義を無視した。韓国という国家はどう言う国家で

あろうかと呆れもする。このような国家間の合意を当然のように反故にし、愚弄

すると全世界から信頼を失う。ある評論家によると韓国は近代的国家前の前近

代的国家であると言う。その指摘になるほどと頷くもの。いつも対応に生ぬるい

日本、今回は強硬路線に出た。この出来事を個人間の出来事に置き換えれば

小生も怒る、相手のためにも怒る。日本は大使、釜山総領事召還など4項目の

対抗措置を打ち出した。珍しく毅然とした挙に出た。中国には従順で、日本には

反日無罪で抵抗する韓国。なかなか理解出来ない国だが、国民思想の根底には

中国の華夷思想、朱子学の影響があると言われている。今なお華夷思想の影響

による小中華思想の権威主義で、相変わらず日本を蔑視する。種々の韓国支援

を行う日本が韓国を見捨てれば韓国は沈没する。国民の情実で動く韓国、国家

運営が正常に機能しない、まつりごとが停滞、国家は漂流、機能不全一歩手前

に観える。 このように韓国は国家の統治機能に問題を抱え、日本を翻弄する。

北朝鮮は国民恐怖の軍事優先の独裁国家、そのお隣の大国は覇権を、領土

拡張を伺う共産主義国家。日本周辺は前近代的国家3国に囲まれている。

日本は、日本列島はこの置かれた地理的悪条件に引っ越しできないと嘆く。

ついでにこれら3国に地理的に最も近い沖縄、翁長知事の沖縄県。小生にはこの

知事の行動が不可思議に思えてならない。沖縄の米軍基地問題で中国に、米国に

出掛ける。どうもわからん不可解行動。日米の国家元首間で決めた内容に一知事

が、相手国に直談判に出掛ける、頭越しに。どうもわからん。彼は琉球王国の元首

であるようだ。あるときは日本の沖縄県知事として、あるときは王国の元首として

盲動しているように思えてしまう。華夷思想の影響が及んできたのであろうか・・・。

この沖縄、本土復帰の昭和47年までは、米国の施政権下、琉球政府が置かれた。

小生、昨年、与那国島に1人旅に出掛けた、沖縄を前泊地にして。そして、

帰路、沖縄県内も米軍基地の状況も観たいと出掛け、巡った。2泊してレンタカー

で各地を巡ったが、人気ある観光県であり、予想以上に豊かだと感じたのだが・・・。

先日の新聞記事には、沖縄県の県民所得算出は低く算出していると載った。

米軍基地が経済の足かせとなっているとの理由で。

沖縄の県民所得は47位。しかし、統一計算方式で算出すると28位という。

多額の沖縄振興予算もあり、そこそこ豊かな県と我が眼には映った。

焦点の沖縄に集中する米軍基地、それは問題だという認識で、減らす、軽減方向

で国は動いているが、尖閣、本島周辺を中国艦船が頻繁に遊弋している。偵察、

隙あらばと。米軍基地を更に縮小して本土基地から沖縄を防衛できるのであろう

かと疑問も起きる、対応可能であればいいが・・・。しかし、米国の意向も働く。

沖縄は地理的に戦略上、要衝の位置にある。日本は戦略上重要な朝鮮半島の

対応も考慮しなければならず、韓国は日本の戦略上重要な緩衝国であるから。
posted by tennismouse at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月26日

唯我独尊

天上天下唯我独尊、釈迦が唱えたいうこの言葉。この唯我独尊を実践している国がある。

お隣の土地が広い大国である。先日の新聞記事に日本に帰化した元中国人教授がその

説明をしている。その記事を読んでこれが正に唯我独尊と小生は判断したもの。

この記事を読むと今の中国の行動がよく理解出来る。その掲載内容の部分抜粋である。

『中国の官製メディアの環球時報ネット版の「環球網」に中国国防大学戦略研究所所長で

あり、教授であり、少将の階級を持つ現役軍人が、韓国が高高度防衛ミサイル網の配備を

決定したことについて「今度は徹底的に韓国を懲らしめることによって、今後のための一つ

のルールを確立することが出来る。(韓国のみならず)周辺国に分からせよう。

中国と付き合うのにはルールがある。それに従わずにわがままな行動を取った場合、お尻

を叩かなければならないのだ」 この「ルール」を確立するのは中国の方であって韓国や

周辺国では無い。中国が一方的にルールを作って周辺国に強制すべきだと堂々と主張して

いる。そのルールに従わなかった場合、「懲らしめる」という中国の一方的強制力をもって、

それを確立すべきという。その考えに国家間平等の観念や「皆で国際社会のルールを作ろ

う」という国際社会の常識のかけらもない。あるのはただ、中国こそがアジアと世界の絶対

的な「立法者」であり、、独尊無二の「覇主」であるという、あまりにもゆがんだ自国意識で

ある。周辺国が、中国のルールに従わない場合は「お尻をたたく」、お仕置きをすると言って

いる。往時の華夷秩序において、中華帝国は自らの事を「親」としての「宗主国」を自任し、

周辺国や民族を単なる「教化されてない蒙童(知識の無い子ども)」として取り扱っていたが、

こうした覇道主義的中華思想の亡霊が目の前に蘇ってきているのである。それは中国人の

一軍人の妄言として片付けられるようなものではない。この発言は公の発言として堂々と

発表され、中国全国のネットで広く流布されている。「お尻をたたく」という言葉は多くの新聞

紙やネットニュースのタイトルになっている。それに対する異論や批判は国内では一切無い。

国際社会では信じられないほどゆがんだこの発言は、中国ではむしろごく自然な言葉として

受け止められている。これを見てわれわれは一つ、大事なことを銘記しなければならない。

昔の中華帝国のように力ずくで周辺国をねじ伏せ、中国の一方的なルールに従わせて自ら

が覇主となるというこの恐ろしい意識こそ、今の中国政府と多くの中国人エリートの本音と

野望なのである。』 日本のお隣に位置する大国もまた小国も日本とはとても仲が悪い。

さて次は、もう一つの隣国の小国である。

『14世紀末に成立した李氏朝鮮は、往時の中華王朝・明の忠実な臣下として生きる道を

選択した。国号も王位も明による命に服し、喪礼、祭祀など冠婚葬祭の礼式のすべてが

中華のそれに擬して執り行われた。中華より中華たることを以て誇りとし、「大明国之東屏」

と称して中華文明を守護することが朝鮮王朝の任務だと自認したのである。しかし、

17世紀の中葉に満族よって明が倒され、征服王朝としての清が成立して、朝鮮の中華に

対する崇敬の念は鬱屈へと変じた。「蛮夷」(卑下する意)満族によって樹立された清には

服属し難い。さりとて小国朝鮮にはこの巨大王朝に抗う力は無い。そこで表面的には清の

臣下としてつかえながらも、心の深層においては中華の伝統を正しく継承するのは清では

無く、「東方礼儀之国」たる朝鮮のみだとする考え方が次第に強化されていった。

前者を事大主義と呼び、後者を小中華主義と称する。この思想の中枢に位置していたもの

は、人間社会は儒教の思想と礼式(礼教)により教化され、初めてまっとうすると考える

朱子学である。これが礼教に無縁な日本人は文字通りの蛮夷(野蛮)である。礼教を原理

とする典雅なる朝鮮王朝を蛮夷の日本が侵略し、あまつさえ朝鮮を日本に「併合」すること

など道義において許されるはずが無い。道義に違背する過去はそのことごとくを糾弾、否定

しなければならない。』  故に、隣国の大国も小国も自分の都合の悪い過去は偽史を以て

正史としているのである。栄光の歴史は引き受けるが汚辱の過去は否定してしまおうと

する歴史修正主義国家である。これらの国家と付き合うことは容易なことではない。

当然、韓国内で教える朝鮮偽史と日本で教える朝鮮正史の内容には齟齬が生じる。

*注釈 本文『 』内 産経新聞朝刊掲載より引用
平成28年8月25日新聞記事 中国四川省生まれ  石 平 (記)
平成26年4月21日新聞記事 拓殖大学総長 渡辺 利夫 (記) より、一部を再掲
*明王朝:1368〜1644年  清王朝:1644〜1911年 ”中国概況”  王順洪(著) 北京大学出版社

posted by tennismouse at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月26日

傍若無人

世界が帝国であった時代を知らぬ小生、それにしても最近の中国の傍若無人な帝国主義

的行動にはとても驚く。経済力で国力を増した中国は豹変した。韬光养晦(目立たず力を

蓄える)から脱し、弱肉強食、力で周辺国を威圧し、自国有利に現状を変更し、世界秩序を

乱し始めた。暴走が止まらない。中国の過去の栄華な時代、その中国が描く夢を実現する

と言っている。夢は見るものだが、その実現に向かって行動を起こしているようだ。

誤った危険な行動を。この南シナ海を歴史的に自国の海だと言って制海、制空のために

A_2

軍事基地を造成している。

処で、もしこの区域を中国が支配すると

どうなるか。誰もが思うことだが、日本、

韓国や台湾の生命線である海上輸送に

大きな支障が起きる。エネルギーの原油

輸送に制約が掛かる。遠くを迂回した輸送

ルートとなる。しかし、この区域を支配する

と、この周辺国、東南アジア諸国も支配下

に入り、迂回ルートも閉ざされてしまう。

イザとなれば日本、韓国や台湾は自ずと

首元を締め上げられ、干上がってしまう。

この事が日本などは十分解っているから、

徹底阻止に働き、努力する。米国も動く。

今起こっている中国の膨張、動きを阻止

しなければ、自由と民主主義は危機に陥り、同じ価値観を共有する欧米諸国を含めた

脅威となる。国際裁判所の裁定結果を無視し、力による脅し、行動で国際秩序を乱し、

話し合い、協議を、法の支配を無視して挑発し、居丈高に振る舞う中国、全く聞く耳を

持たない。この姿勢を続けていくとどうなるか、力と力のぶつかり合いに発展する。

Photo_2

戦争となる。70年余り前の世界大戦

当時と異なり、科学技術、兵器は高度化

し、とても危険だ。下手をすると短期間

に大量の死者が発生、世界は混乱する。

このため日本は自衛力に力を注ぐ。

2012年、中国成都に短期語学留学に

行っていたが、テレビで放映されていた映像を思い出す。二次大戦の日本軍と戦う中国

軍の戦争映画は何時もどこかのチャンネルで放映していた。が、それはさておき、今の

中国の状況を見越した戦術、戦略の映像を何度か観た。戦闘機、駆逐艦、戦車などから

まるで実戦、雨のような砲弾、ミサイルの戦闘放映を観ていると、今にも戦いを起こすの

ではないかと錯覚してしまう。この放映を観ているととても好戦的と言う印象を受けた。

中国周辺地図で以て敵の侵攻を想定し、その応戦状況を、戦術を実戦放映している。

少し離れたインド大陸から、東南アジアから、日本等からの一斉攻撃を想定した戦闘

シュミレーションも放映していた。日本ではあり得ない放映画像。

積極的に活動する党の国民向けのアピールであろう。

この留学時、10月1日の国慶節では当時の胡錦濤主席が軍事パレードで先導、と同時

に翌年3月に次期主席に内定している習近平に注目し、紹介、テレビ放映されていた。

今年、歯医者の待合室で見た雑誌新潮には、二人(山内昌之、佐藤優 氏)の対談が。

新疆ウィグル自治区からテロ組織ISが中国国内に侵入し、中国は南シナ海どころでは

なくなるだろうと予想していた。中国は多くの国民が不満を抱える独裁国家、案外、中国

は自壊へと進む脆さも包含している。何せ、年間30万件以上発生していると言われる

暴動にテロ。国民に不満が鬱積している。世界が不安定である。中国の行動に、ISが

中東、欧州等で起こすテロ。小生の勝手な推察であるが、世界を不安に陥れているそも

そもの原因は富の格差、貧困ではと思うもの。少し飛躍するが、根底は格差であると。

*関連ブログ  2012.10.2   四川遊学13
           10.7   四川遊学17

 

posted by tennismouse at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

権力の弊害

五輪エンブレムが模倣、盗用疑いの問題でご破算に。国立競技場の基本設計も白紙

撤回、やり直しとなった。躓きっぱなし。どうもまたタガが緩んできたのではないかと言う。

人の組織面、長老の、権力者の・・・・・に問題が潜んでいるように思えるのだが。 この

エンブレム、小生のブログにもある。ブログ左上にあるエンブレムはtennis_mouse。

小生の干支と趣味のテニスを元にデザインを頼んだもの。発注先はイラストが得意な姪。

デザインはオリジナル。既に買い取り、著作権者は小生。     話は変わって。

中東、アフリカからの難民が大挙ヨーロッパ大陸に押し寄せている。内乱、内戦、紛争

などで生命に危険を感じ、多くの民が国を脱出、逃避している。この数が一定数を超え

ると危険だ。逃避先の国家では経済的負担や社会不安も起きる。突然越境してくる

難民、人道的に、 と言っても無制限に受け入れては摩擦も起きるだろう。

国によって一定の許容キャパシティーがあるものだ。内乱、紛争で逃れてきた者が、

安住の地と思った逃避先でも紛争を、争いを起こすことにもなる。何せ、大集団だから。

昨日の新聞の週刊誌の広告掲載で、ある文字に眼が留まった。取り越し苦労、心配性

ではないが、小生が以前から最も危惧していた考えと一致したから。それは中国からの

難民。この国は元来が不安定な国家、独裁権力で国民を統治している。統治する側の

党員と統治される側の国民。官僚、党員は特権を利用して私腹を肥やし、特権階級の、

地方役人の腐敗が激しい。国民は国家を信用せず、信用、信頼できるのはお金と親類

縁者のみ。だから拝金主義が蔓延る。経済が高度成長して、国民が明日に希望を持ち、

満足できる時期はいいが、経済が変調、成長が鈍化し、停滞してくると失業者も増え、

一般国民は生活不安から、その不満は国政を司る党に、国家に一気に向かう。

と、党指導部はその矛先を格好の目標、日本に向け、国民の眼を欺く。日本を挑発し、

事件を起こし、国民の眼を、関心を国家の危機だと煽り、問題をすり替える。中国国内

の大小の暴動事件は年間30万件を超えると言われる。毎日1,000件を超える大小の

暴動が、以前から国内で発生していると。暴動は公安、軍などの治安部隊で抑えるが、

数の面で圧倒的多数の一般人民、団結、連携したら国家権力は太刀打ちできない。

力で抑えることは出来ない。ネットが発達し、携帯電話の世の中、情報統制するも外部

を通して内外の情報が入ってくる。力による統制で国民を抑えれば抑えるほど逆に抵抗

し、反発する。役人の腐敗、汚職、権力の乱用、経済格差、情報統制、自由の制限など

で国民の不満は鬱積している。この暴動が全国各地で連鎖的に起きると国家は手に

負えなくなり、統治能力を失い、国内は秩序が乱れて国家崩壊へと至る。大国の崩壊は

世界も不安定化する。国家が崩壊すると無法の内乱状態となり、人間の行動は理性を

失った動物的行動に変わり、社会は麻痺。より良き安住の地を求めて国外に脱出する

者も現れる。陸続きの南方へ下る者、海を渡り、台湾、韓国、日本へと船で大挙押し寄

せるだろう。同時に北朝鮮も危ない。台湾、韓国は難民に飲み込まれる。豊かな日本を

目指して中国難民が押し寄せたら・・・。人口13億、その0.01%、10,000人に1人で

13万人。多ければ日本は大混乱に陥る。小生、この種の中国問題の本を読んだ訳では

ないが、巷に入る日々の多くの情報から、隣国中国の政情不安を感じ取るもの。    

’92年から本格的な改革開放が始まったが、20年余前の’93年、中国に半年余り出張

した。国有企業と合弁会社を作って新工場の建設である。当時訪れた合弁先の国有企業

は非常にのんびりしていた。昼の休憩は2時間余。昼寝をし、仕事ものんびりしたもので

あった。国民に当時を懐かしむ人も多いだろう。 しかし、改革をしなければ世界の発展

から取り残される。号令一下、導入したこの社会主義市場経済システムは失敗したとなる

のであろうか。市場の判断に委ねる資本主義経済システムと国家が人為的に市場介入、

操作をする社会主義市場経済システム。市場の経済変動を無視して需給ギャップが

生まれ、製品、材料の在庫増、空室増や設備の稼働率の低下、市場の動きを軽視した

為替操作、金融経済で国富が逃げていく。世界の大きなマーケットの前では人為的操作

の経済運営は所詮無力と思うもの。国民の共産党への信認が更に低下していく。

以上、中国からの難民が押し寄せる悪夢を見たもの。正夢とならなければいいのである

が・・・。小生の夢の中での洞察力であるが、その確度は高い?低い? 

posted by tennismouse at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月09日

何ともやりきれない

兎に角、無茶苦茶な所業、お粗末、哀れ、何と愚かな事を愚かな人間によって行われ

ているのであろうかと思うと情けなくなってくる。宗教イスラム教に名を借りた、過激派

思想集団のイスラム国による古代遺跡の破壊、美術館の遺物の破壊[E:weep]

これら貴重な遺跡は2千年、3千年前に栄えた文明が残した貴重な古代遺跡である。

世界遺産に登録されている。遥か遠〜い昔、同じ人間の手により多くの労働者と時間

によって築かれた貴重な文化建築物が過激思想の一部の現代人によって一瞬に

破壊されている、宗教の教えの名の下に。この過激派集団、イスラム国は7世紀の

イスラム教草創期を極端に理想化し、それ以前の文明や文化を敵視。イスラム教の

禁ずる偶像崇拝に当たるという極端な過激思想によって正当化しているという。

何ともやりきれない。過去にタリバンによるバーミヤン遺跡の石仏爆破も悲しい出来

事であった。古代遺跡、遺構、遺物は古代の人がそのまま現代に残してくれた貴重

な贈り物であり、人類の宝である。破壊している映像を観ていると何ともやりきれない、

せつない気持となる。何とかならないものかと。兎に角、残念無念の一言である。      

小生、早いもので大学を卒業して9年目である。当時の3年生の頃、「イスラム教」が

面白そうだ、というよりどのようなもの、と言う興味本位で一般教養科目の「イスラム

の多様性」選んだ。外部講師による授業、教材も無く(口述のみ)解かり難かった。

当時、印象に残った一つはこの宗教「いい加減だなぁ」という事。説明によると

「それは預言者ムハンマドが神から与えられた啓示を受け取って人々に伝える使徒

としての役割を務め、その啓示はムハンマドが死ぬまで何回にも分けて下された。

ムハンマド自身は文盲であった為、彼を通じて伝えられた啓示はムハンマドと信徒

たちの暗記によって記憶され、口伝えで伝承され、後に書記によって記録され伝承

された。」とある。 この伝承手段に「いい加減」と言う感じを覚えたもの。口伝えに

よる伝承、伝えるごとに歪曲化して変化していくから。「更に文字化の過程でイスラ

ーム共同体全体としての統一した文字化が行われなかったため、次第に伝承者や

地域によって内容に異同が生じたり、伝承者による恣意的な内容の変更や伝承

過程での混乱が生じはじめて問題となった」とある。まぁ、見えぬ神からの啓示

だから、どのようでもいいのであろうが。イスラム教圏では宗教学者が聖典コーラン

の解釈に絶大なる権威を誇っている。

二つ目の印象は、キリスト教や仏教と異なり仏像などの偶像崇拝を否定している事。

このイスラム教にも多くの宗派があり、相争っている。宗教とは何ぞやと、辞書には

「神・仏などの超越的存在や、聖なるものに関わる人間の営み」とある。

日本にもサリンを撒く過激な邪教が生まれた。人間は弱く、心の支えとなる何かに

すがりたいのであろう。多くの人が崇める超越的な神にすがりたいと。日本人は宗教

に余り熱心ではない。東日本大震災で宗教に目覚めたという話も余り聞かないが・・・。

蛇足ですが、一般教養で学んだ「イスラム教」科目、小生を含め、ネパールの友人の

バスデブ君など多くの者が何故か単位を落としました[E:weep] 

Img_02341更に蛇足の低次元な出来事。小生の

庭の千両が植わった大鉢が真っ二つ

に割れ、破壊している。約3ヶ月前に。

自壊したのか。根の膨張、土の凍結

膨張等が考えられるが、検証の結果、

鉢上面に打痕跡が・・・。何者かに

破壊された。園芸過激派であろうか[E:weep]

犯人推理を楽しもう[E:confident]

posted by tennismouse at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月02日

杞憂で済まない外交

今日も中国語放送に纏わる話題。今日の放送内容は中国の成語故事(故事ことわざ)。

「杞人忧天」(杞の国(河南省開封辺り)の人、天を憂える=杞憂)。難しい。レベルを

上げて実力不相応の中国語に挑んでいる。だからとても難しい、しかし、内容が面白い。

日本語の「杞憂」の語源の話である。

さて、昨日の新聞に小生も全く同感という記事が載った。小生も杞憂するその内容は

下記『』内の通りである。ブログ記事も便利なOCRソフトのお蔭で、新聞の長文記事

も簡単に取り込むことが出来る。拝借転載は、安易なブログに陥り易いから要注意[E:think]

日本政府は9月下旬、ウクライナ問題に関する対露追加制裁を発表した。だが今回も、

G7(先進7力国)に渋々おつき合いする様子が見え隠れする。1回目の制裁がロシア

要人の入国を禁じていなかったため、プーチン大統領の「側近中の側近」、セーチン氏

は大手を振って来日している。要するに、日本側の対露制裁は遅すぎるばかりか不十

分なのである。そのような感想を私か抱く理由を、3点に限って指摘する。 

「クリミアと北方領土は同根」

 第1に、己の領土をいわれなく奪われて実効支配されているという点て、北方領土と

ウクライナ南部のクリミア半島の問題が同根であること。日本とウクライナはともに、

旧ソ連ないしは継承国ロシアによる軍事力の行使による、明らかな国際法違反行為の

犠牲者という境遇にある。したがって、日本はG7の対露制裁に単に参画するだけでは

なく、むしろ、率先垂範して制裁の旗振り役を務めてもおかしくないのである。ところが、

安倍音三政権は次のような理屈をこねているかにみえる。わが国にはロシアに北方

領土を返還させるという悲願がある。そのための環境整備が曲がりなりにも進捗しつつ

ある現在、対露制裁に余り熱心な姿勢を示して折角改善しつつある雰囲気をぶち壊す

愚を犯したくない、と。上記は、説得力を欠く主張と評さざるを得ない。そのような理由

で対露制裁に躊躇するなら、日本は二重基準を採る利己的な国家に堕すからである。

つまり、自国領土を取り戻すことには熱心な一方、他国が同様の仕打ちを蒙った場合

は非協力を決め込む。むしろ、その逆こそが日本として取るべき正しい態度だろう。

戦後日本は69年の長きにわたり、領土が略奪される悲劇を経験している。したがって、

G7諸国でウクライナの憤りや心情を最も良く理解する立場にあり、クリミアなどを

めぐる対露制裁に最も積極的な姿勢を取ることに吝かではない、と。

「中韓へのシグナル忘れるな」

わが国が厳しい制裁をロシアに科さなければならない第2の理由がある。日本が韓国や

中国との間で領土紛争を抱えているという事情である。つまり、韓国は目下、日本固有

の領土である竹島を不法占拠中であり、中国も隙あらば日本から尖閣諸島を奪おうと

虎視耽々と機会を狙っている。 そのような状況下で、安倍政権がクリミアなどウクライナ

の問題と北方領土のの問題について首尾一貫しない態度を示すならば、どうであろう。

日本の対応を刮目して見守っている北京やソウルに対して、誤解を招くメッセージを発信

することになるだろう。外交活動は、相手側に直接向けた言動だけによって行われるとは

限らない。必ずしも当事者でない第三国に対する言動を通じても展開される。いわゆる、

diplomacy by examples(例示外交)である。その意味で、民主党政権は、袴田

茂樹・新潟県立大学教授がよく引かれるように、致命的な過ちを犯している。2012年

7月、ロシアのメドページェフ首相が国後島再訪という「屈辱」をわが国に与えたにも

かかわらず、玄葉光一郎外相はわざわざプーチン露大統領を保養先のソチに訪ねた。

秋田犬の土産まで持参して。 奪われた領土に関するかくも鈍感な日本の態度から

学んだのは、ロシアだけではなかった。韓国の李明博大統領は早速、竹島上陸を敢行

し、中国も尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国漁船を衝突させるといった露骨な

対日揺さぶり行動を起こしている。

「対米協調路線を貫く重要性」 

ウクライナ危機、特にロシアによるクリミア併合で第3に肝要なのは、安倍政権が対米

協調路線を貫くということである。戦後日本は国際紛争を武力で解決することを自らに

禁じてきている。ジョセフーナイ米ハーバード大教授は、常々引用しているように、次の

ような比喩を用いて、外交交渉における目本の敗北を予言している。「もし、右手を用い

ることを自らに禁じて左手だけを使うボクサーがいると仮定しよう。そのことを熟知して

いる相手ボクサーは、きっと彼の右側を攻めてくるにちがいない」と。自らの軍事力だけ

に頼り得ない戦後日本は、米国と同盟関係を組むことによって、初めて身の安全を確保

し得てきた。核兵器を持っていない日本を例えば、武力を信奉する「プーチンのロシア」

が国家ないしは交渉相手として認めてきた背景には、日本の背後に米国が控えている

こともあった。尖閣諸島についていえば、米国は諸島が日本の施政権下にあり、日米

安保条約の適用対象になると繰り返し保障してくれている。 そんな日本がウクライナ

危機に際し米国の対露制裁方針に必ずしも賛同せず、何とかしてそれを逃れようとさえ

試みるならば、どうであろう。日本の姿勢は身勝手な甘兄ん坊のように映り、米国を

はじめ世界の各国に内心では蔑視され、事実上、G7内で仲間外れにされる危険さえ

はらむ。
       
このロシア外交に積極的な人が、森元総理。日本の元総理経験者が相変わらず威光

を放っている。外交活動に積極的である。安倍総理の意向であるが、プーチン氏と親交

の深い彼の助言、意見が幅を利かせているのであろうと。日本には「毅然とする」と

いう言葉が無くなってしまったようだ。毅然外交は影を潜め、あいまいの玉虫色外交に。

目先の利益を追い、大局観を失い、嘆かわしいことに世界の国から信用、信頼が失わ

れ、相手にされなくなっていく。杞憂では済まないだろう。北方領土が遠のいていく [E:weep] 

*2014年10月1日新聞掲載  「日本こそ対露制裁の旗振り役に」
                      北海道大学名誉教授  木村 汎 氏 執筆

*関連ブログ    2013年3月16日記事    「2%インフレ」

posted by tennismouse at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題・関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする